- HOME>
- 小児矯正
お子様の健康と笑顔を守る小児矯正
当院では、お子様のお口の成長を正しくサポートするための小児矯正治療を行っています。歯並びの乱れや顎の成長異常は、将来的に様々な悪影響を与える可能性が高いと言われています。以下は、小児矯正が必要とされる主な症例です。
小児矯正が必要な症例
反対咬合(はんたいこうごう)
反対咬合とは、下の歯が上の歯よりも前に位置してしまっている状態です。受け口、シャクレなどとも呼ばれます。幼少期は気がつかなかったとしても、成長とともに症状が現れる場合もあります。
交叉咬合(こうさこうごう)
交叉咬合とは、奥歯のずれにより上下の歯が正しく重なり合わない状態を指します。歯並びが途中で交叉してしまったり、前歯の中心線がずれてしまっている状態ケースなどもあります。別名クロスバイトとも呼ばれます。
叢生(そうせい)
叢生とは、上下の歯や左右の歯が重なりあったり、ねじれた状態生えてしまっている状態です。歯並び全体が歯茎に対してデコボコと並んでおり、日本人に最も多いと言われているお悩みです。八重歯も叢生の一つです。
過蓋咬(かがいこうごう)
過蓋咬とは、上の歯の噛み合わせが深すぎることによって、下の歯がほとんど見えない状態を指します。
別名ディープバイトとも呼ばれます。噛み込みが深いため、奥歯への負担が大きく顎関節症を起こす傾向が強いです。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上顎前突とは、前歯が前方に突出している状態です。出っ歯とも呼ばれます。口がうまく閉じれなかったり、見た目にコンプレックスを抱えてしまう方も多いです。
開咬(かいこう)
開咬とは、奥歯は問題なく噛めているが、上下前歯が噛み合わずに隙間が空いてしまっている状態です。別名オープンバイトとも呼ばれます。前歯が噛み合わないことから、滑舌が悪くなることもあります。
成長期に矯正を行うメリット
「矯正治療は中高生からでも良いかも…」とお考えの親御様も多いのではないでしょうか?
しかし、顎の成長期に矯正治療を行うことには、様々なメリットがあります。
矯正治療期間の短縮
小児矯正は骨の成長過程に治療を行うため、大人の歯列矯正に比べて治療期間を短く済ませることが可能です。永久歯に合わせた顎のスペースを確保できるため、本格的な歯列矯正治療がスムーズに行えます。
顎のバランスが整う
骨の成長期に矯正治療を行うことで、顎や輪郭全体のバランスを整えやすくなります。左右非対称の輪郭やアンバランスな顎の状態は、将来的に見た目にコンプレックスを抱えるだけでなく、お口の健康状態を悪化させる要因にもなりかねます。
顎・舌・口周りの筋肉が正しく発達する
小児矯正は見た目の歯並びを良くするだけでなく、お口周り全体を正しい発育へと導きます。歯の土台となる骨や筋肉の成長を促し、舌の位置を正しく癖づけるため、呼吸や発音の改善にも繋がります。
歯を抜かずに歯列矯正ができる
大人の歯列矯正を行う際には、抜歯が必要となる場合がよくあります。しかし、小児矯正の場合、顎の発育を利用しながら治療を進めるため、抜歯のリスクを大きく軽減することが可能です。
費用を抑えられる可能性
早い段階で治療を開始した場合、次の段階の歯列矯正が不要となる場合があるため、大人の歯列矯正よりもコストを抑えられる可能性があります。
小児矯正治療
小児矯正による治療は、乳歯から永久歯に生え変わる時期を目安として「第一期治療」と「第二期治療」の二つに分けられます。また、当院ではMFT(口腔筋機能療法)も行っており、矯正治療の前後にトレーニングとして取り入れています。
第一期治療(3歳〜12歳)
第一期治療の主な目的は、顎の骨の成長促進と永久歯のスペースを作ることです。つまり、お口の土台・基礎を正しく形成するための治療です。第一期治療を行うことで、次に生えてくる永久歯を抜歯することなく綺麗な歯並びへと導くことが可能です。治療終了後は、永久歯への生えかわりや顎の成長を確認しながら第二期治療へと進めます。また、治療後の経過によっては、第二期治療が不要な場合もあります。
治療内容
床矯正/マウスピース矯正/MFTなど
第二期治療(12歳〜成人)
第二期治療では、生えてきた永久歯の歯列を整え、正しい噛み合わせへと導くための矯正を行います。治療目的や内容は、大人の行う歯列矯正とほとんど同じです。第一期治療を終えている場合、第二期治療は短期間で済むケースも多いです。
治療内容
ブラケット矯正/マウスピース矯正/MFTなど
MFT (口腔筋機能療法)とは
口腔筋機能療法「MFT」(Oral Myofunctional Therapy)は、子供の食べる、飲む、話す(発音する)、呼吸の時の舌や唇の筋肉を正しく使えるように発達・改善させることを目的としたトレーニングです。唇や舌の筋肉のバランスを整えることは、歯並びや噛み合わせに良い影響を与えます。MFTは、矯正治療をスムーズに行うためのお口の土台づくりをはじめ、矯正の後戻り防止などにも効果があります。
小児矯正の注意点
小児矯正で治療を行うにあたって、以下の注意点が挙げられます。
慣れるまで時間がかかることもある
口の中の異物感に慣れるまで、最初は時間がかかります。特にブラケット矯正などは、小さなお子様にとって大きなストレスに感じます。取り外しが可能であるマウスピースの場合であっても、ストレスに感じてしまうことがあるようです。
矯正期間が長引く場合がある
小児矯正は、顎の成長に合わせて行います。そのため、顎の成長速度や症例によっては、治療期間が予定よりも長引く場合があります。
虫歯になるリスクがある
ワイヤーを用いたブラケット矯正などの場合は、矯正器具の間に食べかすなどが挟まりやすくなり、ブラッシングも届きづらくなります。そのため、磨き残しによる虫歯のリスクが高まります。日頃からの磨き残しチェックや、仕上げ磨き、虫歯の定期検診なども必要です。
後戻りの可能性がある
治療後には、安定装置(リテーナー)を装着し続ける必要があります。後戻りしてしまうケースとして、安定装置のつけ忘れがよくあげられます。安定装置を決まった時間に装着するという習慣をしっかり身につけておく必要があります。
小児矯正のご相談はアゼリア歯科クリニックへ
小児矯正のご相談・治療は、宝塚市のアゼリア歯科クリニックまでお気軽にお問い合わせください。「子供の将来的な歯並びが心配」「滑舌やお口の癖が気になる」「矯正すべきかわからない」など、お子様のお口のお悩みに合わせたアドバイス・治療法をご提案させていただきます。
小児矯正治療 料金
価格は全て税込表示です。
ワイヤー矯正(表側)
198,000円~275,000円
マウスピース矯正
660,000円~
治療期間・通院回数について
治療期間は症状によって異なります。また、通院回数は治療段階によりますが、ワイヤー矯正は毎月1回、マウスピース矯正は2~3ヶ月に1回程度の通院が目安となっています。